*ダーク
*少々グロテスク?血とか。削ったの忘れてた;
*パラレル
*遊戯二心同体というよりは二重人格?(またか)
*魔表っぽい!!!?
*はっきり申し上げまして、
この手の知識はさっぱりございませんので、専門の方は「なにそれー」だと
思いますが、
スルーで。
よろしくお願いします。
独房の少年A
刑務所。
足は地下深くの独房へと向かう。
海馬は精神鑑定の為に呼び出された。
独房に閉じ込められているようなヤツを鑑定する必要は無い。
そもそも精神に異常が無いから牢屋にぶちこまれたのではないのか?
何度そう断っても、依頼は来続けた、
二重人格などそうそう無い、と断言し続けた彼に。
「だからこそ、二重人格ではないと断言していただきたいのです!」
そうあまりにもクドイので、渋々海馬が折れたのだ。
刑務所につくと、丁重なもてなしがあり、
説明を受ける。
何やら独房に入っているらしいのだが、
「ここ最近の話ですか?」
「ええ、2週間ほど前のことですが。」
「生憎、少年が5人も死傷させたいう事件は聞いていないのですが。」
少年A、16歳。
事件は2週間前に起こった。
深夜、某D高校の校舎裏で、高校3年生が倒れているのが
学校関係者に発見された。
1人は重症だったが、2人は重体、2人は死に至った。
被害者の証言から、現場で気を失っていた1人の少年が捕まった。
「17歳であれば少年院では?」
「いえ、それが、余りにも危険で・・・。」
「説明になっていませんが。」
「え、ええ、私どもにも生憎判断がつきにくいのです。」
どうやら彼はいじめられっこだったという。
他の生徒の話を聞く限り、
被害者がイジメていたという。
「切れた、ということですか?」
「私もそう思いましたが、どうにも合点がいかないのです。」
少年Aは、ひ弱で、体力腕力握力ともに4月の測定時では女子レベルだというのだが、
被害者の腕を真っ二つに折っている。
「そういうことはありえるのでしょうか?」
「凶器はないのですか?」
「ええ、何も発見されていません。」
「Aは何か言っていないんですか?」
「それが更におかしいのです。」
少年は、何も覚えていないという。
確かに被害者の顔は知っているようですが、
なにがったのかさっぱり覚えていない。
「事件を公開しないワケは?」
「少年であれば、少年院へ送られるでしょうが、
記憶が無い彼が強制教育を受けても、意味が無いと判断されまして、
極秘なのです。」
だから、二重人格か否かを判断して、
漸く裁けるということか。
それにしても、何かおかしい。
海馬は疑問を消化しないまま、独房へ案内される。
独房といっても、そこそこ整備はされている。
だが、周りからは半狂乱になった囚人の喚き声と怒号、
看守を罵倒するこえが絶えなかった。
彼の部屋は、最奥にあり、
ドアを3重になっていた。
「こんなにする必要が?」
「ええ、時々豹変するんです。普段は大人しいのですが。
あ、大丈夫ですよ、拘束具はつけていますから。」
「何時もですか?」
「いいえ、外部の人と会うときだけです。」
看守が僅かに震えているのはわかった。
妙な薬品の匂いが、
鼻を刺激した。
ドアの向こうに見えたものは、
正しくか弱い少年だった。
不安げに此方を見ているその目は、
珍しくも紫の瞳をしていた。
看守はまた鍵を頑丈にかけ、
そこへ立っていた。
「君が、武藤遊戯君だね。」
「・・・はい。」
か細い返事を聞きながら、
海馬は、少年の前に置かれた椅子へと腰を下ろし、
近くの机に書類を置いた。
少年は腕を背に回されて、
体は確りと椅子と固定されていた。
拘束具の上からでも、少年の線が細いことはわかった。
此処まで必死になる必要があるのだろうか。
いや、それ以前に、
この少年に、本当に殺人など出来たのだろうか。
まぁ、誰にでも殺人の動機はあるものだ。
断定するには早すぎる。
「私は海馬瀬人だ。ちょっと話をしに来ただけだ。」
「・・・お医者さん?」
「ああ、そうだ。話は聞いていたかい?」
「・・・はい。」
「別に、健康診断に来たわけでも無いし、気を楽にしてくれ。」
人との会話は出来るらしい。
顔色も悪くない。
健康状態はいいのだろう。
だが、怯えの色は強く、
突然発狂されても困る。
まずはその緊張を解かなければならないか。
机に置いた書類を見て、
適当に話題を作る。
持ち物の欄に、巷で噂のカードゲームが混ぜられていた。
「ゲームが好きなのか?」
「・・はい。じいちゃんがゲーム屋さんで。」
「M&W・・・奇遇だな、俺も一決闘者だ。」
「ほんとに?」
少年、武藤遊戯は、カードゲームに食いついて、
中々いい反応を見せてくれた。
自分と共通項があるだけで、人を信用しやすくなる。
「デッキはどんな構成にしているんだ?」
「ボクは、マジシャンを中心に。あとはレベルアップ系かな。先生は?」
「俺は青眼が主体のパワーデッキだ。」
「青眼!?すごいね、知ってるよ!世界で4枚しかないんでしょ?」
「ああ。」
少年、正しくその言葉が示している。
高校生というには余りに幼い。
まるで、中学生によう、いや、今の小学生高学年のほうが、
よっぽど大人びているようにも思う。
無邪気な笑みは非常に印象的だった。
「学校では友人と決闘はしていたのか?」
「うん・・・。」
「学校は、嫌だったか?」
「嫌じゃないよ・・・。」
声のトーンが下がる。
嫌なこともあったということか。
「聞いたところによると、不和もあったそうだな。」
「・・・うん、ボク、昔からそうなんだ。
中学校の頃から、大体そういうことがおおくて・・・。」
「対策は考えなかったのか?」
「じいちゃんにも言えなかったんだ。友達もいなかったし・・・。
先生にはお前が弱いからだって言われて・・・。
ボク痛いの嫌いだし、喧嘩とかも嫌だから・・・。」
本当に、
何故だ?
なぜこの少年が、あんな事件を起せたのだ?
いや、それ以上に、何故学校側もクラスメイトも、
彼を助けようとしなかったのだ?
疑問とともに、怒りさえ沸いた。
自分が、
少年を「精神的に問題が無い」といえば、
少年は恐らくここに閉じ込められたままだ。
イジメさえなければ、少年はいまも楽しく、
友人とカードで遊んでいられたはずなのに。
海馬は初めて相手に対して同情をした。
俯き、瞳を潤ませる姿が居た堪れない。
自分が何とか彼を救おうではないか?
そう、
励まそうと彼の頭に触れようとした瞬間、
「遊戯に触るな。」
そう、言った。
看守の声ではない、自分の声でもない。
遊戯の、声・・・?
驚き手を引くと、
少年の顔はゆっくりとあげられた。
目つきが違う。
まるで、別に人間だ。
「てめぇ、誰だ?」
そう確かにその口から発せられると、
ドア付近に立っていた看守が、怯えの声を上げる。
理解できない。
「遊戯・・・?」
「遊戯の知り合いか?また遊戯を傷つけに来たのか?」
ハッ!
そう、笑い飛ばす。
「・・・改めて、自己紹介をする必要がありそうだな。
海馬瀬人、精神鑑定を依頼されて来た。」
「ほう?お医者様か。そういや昨日、遊戯が言われてたな。
それにしても、
誰だ?遊戯をこんな風に縛りつけたやつは。」
紫のくりっとした瞳だったはずなのに、
遊戯の眼は、鋭く、
横目で看守を一睨みした。
「で、海馬、てめぇは精神鑑定だったか?
遊戯が犯罪をしたって考えてんだろ?
教えてやるぜ。
あいつらを殺ったのは俺だ。」
「一体何故・・・?」
「言っただろ?遊戯を傷つけるやつは許さない。
全員殺してやるぜ?」
遊戯はニヤリと嗤った。
遊戯といっても、あれは遊戯だったのだろうか。
独房を離れた今尚、
あの顔は脳裏に焼きついたままだった。
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ダークなの書くのって楽しいね!
・・・
・・・
o...rz
ファラオ系より、魔表になった。
ファラオはもう魔表じゃないからなぁ・・・。
初期王様は捕まってもおかしくないと思う。
でも、相棒は、刑務所だの少年院だのに入れられたら、
真っ先にt(ry
(08.03.21)AL41